
8月10日に、第30回日本クラシック音楽コンクール予選の審査員をつとめました。
今年はほとんどのコンクールが中止や録画審査になっている中、クラシックコンクールは会場で開催されたため、音楽ホールへ入ったのは半年ぶりのことでした。
音楽ホールを生息地とする私達にとっては、まさに生き返ったような、水を得た魚のような心境です!
今年は例年より参加者が多く、50名ほどを審査しました。
やはり皆さん演奏の場所を求めていらっしゃるのですね。
皆さん暑くても、コロナの中でも変わらずに真摯にピアノと向き合っていらして、その無心な演奏に思わずウルッと来てしまいました。
やはり私たち音楽人は、音楽を食べ物として生きているんだなあと実感します。
昔、恩師の先生が「良い音楽を聴くと、おなかが一杯になる」とおっしゃっていましたが、まさに音楽は私たちにとって不可欠な食料なのですね!
せっせと食べましょう、音楽を!
クラシックコンクール予選では、生徒さん2名が合格し、本線へ進みます。
また、先日のDVD審査だった「ジャパン・ピアノコンペティション」では、全国で10名の優秀者の中にIさんが選ばれて、12月に広島で行なわれるコンサートに出演する予定です。