ガトーフェスタハラダのコンサート

ガトーフェスタハラダのラスクはご存じでしょうか?

ガトーハラダはお菓子の会社ですが、音楽に対する支援が厚く、音楽家を援助して下さっています。

高崎の本社で金子三勇士さんのコンサートがあり、生徒さんも出演するため応援に行ってきました。

長野から新幹線に乗り換え、湘南新宿ラインで高崎から2駅で下車、中山道沿いに15分ぐらい歩きました。群馬県は初めてです!

全国に展開するガトーハラダの本社はご覧のような立派な建物で、イベントスペースにピアノがあり、2ヶ月に一度ぐらいコンサートが開かれています。

 

ショップには様々な種類のラスクとチョコレートが並び、皆さん夢中になって品定めしています。

 

コンサートの初めに、昨年のコンクールで選ばれた3人の子供たちが演奏。

生徒さんはショパンのワルツ5番と、バルトークの「2つのルーマニア舞曲」から1番を演奏しました。

ヨーロッパでの演奏経験もあるため、流麗でありながら迫力のある堂々とした演奏でした!

コンサートの写真は撮れないので残念。(当たり前ですが)

子供たちの次に金子三勇士さんの演奏です。

昨年からの自粛期間中に、金子さんはバッハを沢山勉強され、ユーチューブにも上げています。

何があろうとも、少しも時間を無駄にしない姿勢はすばらしいと思います。

演奏の合間にして下さるお話も面白く、リストが沢山の編曲作品を作ったのは、テレビもインターネットもない時代に、王侯貴族ではない人たちも対象に、多くの人に音楽を届けるため、自分のピアノを各地に運びながら、一人でオーケストラやオペラを演奏するためだったという話には感動しました!

なるほど、そうだったんですね!

金子三勇士さんが常に音楽のために努力を惜しまない生き方をなさっている背後には、そのような大先輩リストの姿があったというわけですね。

 

バッハのインベンションの1番から始まって、数々の名曲が並び、最後はなんとベートーヴェンの第九の四楽章! リスト編曲ですが、合唱部には手が足りず、金子さん自らの編曲も加わっているそうです。

金子さんの、足を踏み鳴らすような独特の演奏法に、この曲はぴったりです。

私もこの曲は暗譜でオーケストラと一緒に歌ったことがあるので、その時の感動が甦りました。

自粛期間中でも、この大曲をつくりあげた金子三勇士さんに大きな拍手を贈ります!

 

演奏後の皆さんのお姿は神々しいです。

おめでとうございます!!

 

2021年04月19日