5月8日に飯山で山本貴志さんのリサイタルがありました。
飯山は長野県の北の方にあり、行くのは初めてです。
長野駅から新幹線「はくたか」に乗り、遠足気分でした。
飯山には大きな街はないのですが、新幹線の立派な駅があり、駅の近くにまた立派な「なちゅら」というホールがあります。
「なちゅら」は隈研吾さんの設計だそうで、ふんだんに木が使われています。
隈研吾さんといえば、2019年に東京のオリンピックスタジアムを設計したことで有名ですが、2016年には桐朋学園の新校舎も設計しています。
山本貴志さんのリサイタルは、当初はショパンとラフマニノフのプログラムだったのですが、後援しているポーランド広報文化センターの意向により、ラフマニノフの演奏は不可ということになり、山本さんの熟慮の結果、オールショパンプログラムで行なわれました。
このような自然豊かな飯山の地にまで、ウクライナの影響が及ぶのも驚きで残念なことですが、とにかく一日も早く紛争が終結してほしいと思います。
山本さんの演奏は、いつにも増してショパンへの愛に溢れる名演奏でした。
会場で山本さんが運指を書き込まれたポロネーズの楽譜を販売していたので、早速購入し、終演後山本さんにサインしていただきました。
ピアニストの運指というのは大変参考になります。運指を考えて書くのは大変な作業ですから、やはりかなり時間がかかったとのお話でした。
駅前のレストランで食べたランチもおいしかったし、とても楽しい一日でした!
連休に訪れた「あずみの公園」のチューリップ。まだ八重桜が咲いていました。
これは玄向寺の牡丹です。信州の花の季節は本当に美しいですね。