10月に小布施へ行きました。
お目当ては、岩松院にある葛飾北斎の天井画を見ること。
思ったよりも大きくて20畳ほどもありました。
まだ色彩も褪せておらず、北斎89才のすさまじいパワーが伝わってきます。
なにしろ4回も江戸から小布施まで歩いて往復したというのも凄いですが、90才まで衰えることなく画業を続けたのですから、まさに超人です!
当時の平均年齢は45才ぐらいですから、今で言えば170才ぐらい!?
想像を絶する世界ですが、少しでもあやかりたいものです。
ぜひご覧ください!!
海外で一番有名な日本人は、葛飾北斎です。
北斎はヨーロッパのジャポニズムの元となり、モネやドビュッシーや多くの芸術家に影響を与えました。
小布施には北斎美術館もあり、海外からの観光客も訪れていました。
私達が海外の音楽家の旧跡へ詣でるのと同じですね。
北斎の晩年、小布施に高井鴻山というパトロンがいました。
裕福な酒屋の息子で、芸術を愛し、京都で画を学びました。
北斎に心酔した鴻山が、北斎を小布施に招いたことにより、岩松院の天井画が生まれたのでした。
高井鴻山の屋敷が記念館になっており、参観することができます。